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カルロ・ギンズブルグ「裁判官と歴史家」

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カルロ・ギンズブルグ「裁判官と歴史家」。ちくま学芸文庫から出版されてビックリしたのが本書。
ミクロストリアの創始者である著名な歴史家が、友人の冤罪を晴らすために裁判記録を地震の方法論に従って読み解き、現実の事件に光を当てようとする。

現実の冤罪を扱ったものなので軽々しくは言えないが、ギンズブルグの方法論が探偵のような手法なのだとつくづく実感した。

もっと注目されていい本。



以下目次。

窓から舞い落ちた死体―十六年後の告発
裁判官と歴史家
予審判事ロンバルディの報告
裁判長ミナーレの追及
殺害指示
歴史学的実験としての裁判
謎の十七日間
憲兵たちの証言
闇に包まれた夜の面談
ヴィンチェンツィ司祭の証言〔ほか〕

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