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『中世君主制から近代国家理性へ』南充彦

『中世君主制から近代国家理性へ』の著者である南充彦教授は、本書を上梓した後に亡くなっており、単著としては本書が最初で最後の著作となったそうです。

ちなみに、愛媛法学会雑誌 35(1-4)は故南充彦教授追悼号となっています。

以下、本書の目次です。

はじめに

第一部 中世君主制

第一章 キリスト教と政治権力
 反政治主義
 政治の消極的容認
 教会の二面性
 教権と俗権の二元主義

第二章 教会と君主制
 フランク王国とカトリック教会の同盟
 国王の聖別
 王権と教権の抗争
 教皇統治理論の系譜
 王権の称揚

第三章 法と君主制
 「法を中心とする主権」
 神法の下にある君主
 自然法の下にある君主
 慣習法の下にある君主

第四章 封建制の超克
 封建制の遠心化傾向
 王権の領土的拡張 ~フランスをめぐる覇権闘争
 国王権力の増大
 王権の継承 ~不死鳥としての国王
 封建制から身分制国家へ
 官僚制国家へ

第二部 近代国家と君主制

第五章 近代的国家観の萌芽
「祖国」の再生
 ローマ法の復活
 領域的主権国家観の形成
 有機体的国家観から抽象的国家観へ

第六章 主権の成立
 歴史的・論争的概念
 主権の絶対性 ~内乱終結のイデオロギー
 世俗的概念としての主権 ~政治の自律
 「正しい」統治

第七章 王権神授説
 最良の統治形態としての君主制
 国王の世襲的権利ならびに個人的神権
 人民および教会からの独立宣言 ~政治の自立
 主権理論と王権神授説
 無抵抗の服従
 近代的王権神授説の独自性 ~中世君主制論との相違

第三部 近代国家理性

第九章 近代国家理性とは何か
 公的効用・公共善
 道徳および法の超越
 必要性と状況の関数としての国家理性
 慎慮
 世俗性原理としての国家理性 ~政治の自立

第十章 国家理性の三類型
 マキャヴェリと国家理性
 キリスト教的国家理性 ~「信仰の理性」あるいは「聖なる口実」
 ボテロの国家理性 ~もう一つの国家理性
 フーコー敵国家理性 ~第三の国家理性

あとがき


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