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『ソフィストとは誰か? 』納富信留

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ギリシア時代の哲学者といえばソクラテスですが、それ以前の「哲学者」の名前の元になったソフィストについての本。
人文書院の本の中で、私がいちばん重版してほしいものがこれです。明らかに需要と供給が釣り合っていないので、古本屋でも入手できないし、むかつくことにマケプレではアホみたいな価格になっている。

誰が定価の3倍以上の価格で買ってやるものか!

しかし、人文書院も納富信留のこの本を重版しないなんて、商機をドブに捨てているようなものだ。実にもったいないのだが、彼らは気づいていないんだろうな。はっきり言って、新刊を出すよりも売れることは間違いないだろうに。

以下目次。


序章 ソフィストへの挑戦:1 忘れられたソフィスト  2 ソフィストの世紀  3 ソフィストの敵  4 ソフィストの復活  5 ソフィストの現在  6 ソフィストとの対決

第一部 哲学問題としてのソフィスト
第一章 「ソフィスト」ソクラテス: 1 ソクラテスとソフィストたち  2 ソクラテスの刑死  3 ソクラテス裁判の核心――教育問題 政治問題 道徳問題 言論問題 知の問題 宗教問題  4 「哲学者」ソクラテスの誕生   5 ソクラテスの逆説/第二章 誰がソフィストか: 1 ソフィストという名称  2 レッテルと実体  3 ソフィストたち/第三章 ソフィストと哲学者: 1 ソフィストの定義  2 哲学者と非哲学者――諸国歴訪 金銭取得 徳の教育 言論の術 全知 懐疑主義・相対主義  3  生の選択として

第二部 ソフィストからの挑戦
第四章 ソフィスト術の父ゴルギアス: 1 ゴルギアスの生涯  2 哲学潮流の交錯地シチリア/第五章 力としての言論: 1 演示としての言論  2 『ヘレネ頌』(訳)  3 ヘレネの頌歌?  4神の必然と暴力  5 言論(ロゴス)による説得  6愛(エロス)の誘惑  7 言論に説得される私たち  8 弁論術の「真理」/第六章 弁論の技法: 1 『パラメデスの弁明』(訳)  2 パラメデスの論理  3 「重層論法」の展開とレトリック/第七章 哲学のパロディ――ゴルギアス『ないについて』: 1 『ないについて、あるいは、自然について』(セクストス版訳)  2 三段階の重層論法  3 「何もない」の枚挙論法  4 エレア派のパロディ――パルメニデスへの反応 エレア派の議論と転用 「パロディ」としての議論  5 「笑い」論法  6 「真理」への挑戦/第八章 言葉の両義性――アルキダマス『ソフィストについて』: 1 忘れられたソフィスト・アルキダマス  2 『書かれた言論を書く人々について、あるいは、ソフイストについて』(訳)  3 『ソフィストについて』の位置づけと意義  4 「語り言葉、書き言葉』と弁論術  5プラトンの「書かれた言葉」批判  6 アルキダマスの弁論術理論

結び ソフィストとは誰か

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