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『根源悪の系譜 カントからアーレントまで』バーンスタイン

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リチャード・J.バーンスタインの著作は色々と翻訳されていて、日本でもすっかりお馴染み感がある。

ただ個人的には『根源悪の系譜』というこの著作、かなり興味深い。テーマ的にはあまり詳しくないので類書がどの程度出ているのか知らないが、悪を検討する中で倫理の根源に遡っていくというアプローチは面白いな、と。

本書をきっかけに、倫理的問題を考えるために悪の問題についてまじめに考えてみるべきかなあ。



緒論

第一部 悪、意志、自由

 第一章 根源悪──自分自身と戦うカント
  悪しき格率
  根源悪
  悪魔的な悪
  無制約的な道徳的責任

 第二章 ヘーゲル──〈精神〉の治癒?
  有限者と無限者
  悪と有限性
  アダムの堕罪
  悪の必然性と正当化?
  ヘーゲル対ヘーゲル

 第三章 シェリング──悪の形而上学
  実在的な悪
  根拠と実存
  我意と闇の原理
  悪の道徳心理学

 間奏曲

第二部 悪の道徳心理学

 第四章 ニーチェ──善悪の彼岸
  「よいとわるい」対「善と悪」
  弁証法的アイロニスト
  悪とルサンチマン
  善悪の彼岸
  悪についてニーチェから学ぶもの

 第五章 フロイト──根絶不可能な悪と両価性
  一群の兄弟たちが経験する両価性
  欲動論
  ニーチェとフロイト
  悪に対する責任

第三部 アウシュヴィッツ以後
 プロローグ

 第六章 レヴィナス──悪と弁神論の誘惑
  弁神論の終焉
  悪の現象学
  無限の責任

 第七章 ヨーナス──新しい責任の倫理
  ニヒリズムに対する応答
  悪とわれわれの黙示録的状況
  ヨーナスの神話を「脱神話化する」
  ヨーナスとレヴィナス

 第八章 アーレント──根源悪と悪の陳腐さ
  余計さ、自発性、複数性
  悪の意図と動機?
  アイヒマン──人間的な、あまりに人間的な

結論

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