忍者ブログ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

『ラッセルの哲学[1903-1918]センスデータ論の破壊と再生』

[ラッセル] ブログ村キーワード

髙村夏輝の『ラッセルの哲学[1903-1918]センスデータ論の破壊と再生』が無事に発売されていた。ちょっと前に刊行予定に出ていたのに、いつの間にか消えていたのでどうなったのかと思い心配していたのだが、一安心という感じ。

まあ、別に利害関係も面識もないけど、本書の内容には興味があったので、無事に出版されたことは本当に嬉しいことだと思う。

翻訳ではない髙村夏輝の単著としては初めての本だったと思うが、気合入ってる感じ。装丁も洒落てる。



以下目次。

まえがき

Ⅰ 論理的原子論―「ないもの」と実在

第1章 前史―『数学の諸原理』の存在論
 1.1 関係の実在性をめぐる論争
 1.2 『数学の諸原理』の意味論と存在論
 1.3 『数学の諸原理』の存在論の問題点

第2章 「不完全記号」の学説
 2.1 記述理論
 2.2 無クラス理論とタイプ理論
 2.3 多項関係理論
 2.4 『外界の知識』以降の不完全記号の学説
 2.5 「不完全記号」概念にまつわる注意点

第3章 論理的原子論の体系
 3.1 実在の秩序
 3.2 「ないもの」の秩序とその構成
 3.3 不完全記号の学説と哲学の意味

Ⅱ 哲学的方法論としての「分析の方法」

第4章 基礎づけ主義的解釈とその批判
 4.1 基礎づけ主義的解釈
 4.2 基礎づけ主義的解釈の認識論的困難
 4.3 意味論的還元主義としてのセンスデータ論とその批判
 4.4 基礎づけ主義的解釈とテキストとの食い違い
 4.5 基礎づけ主義的解釈による言語論に対する疑問

第5章 「分析の方法」と認識論的批判への応答
 5.1 「分析の方法」とは何か
 5.2 外界問題と「分析の方法」
 5.3 「論理的に完全な言語」とは何か
 5.4 センスデータ論に対する認識論的批判への応答

第6章 感覚・知覚・思考の理論
 6.1 「分析の方法」をめぐる困難
 6.2 面識概念と多項関係理論の再考
 6.3 感覚と知覚の理論
 6.4 概念的思考の形成と不完全記号の学説
 6.5 言語・意味に関わる批判への応答

Ⅲ 外界問題と二つのセンスデータ論

第7章 代表象的センスデータ論
 7.1 「相反する現れ」という問題
 7.2 代表象説的解決
 7.3 「物質について」と代表象説の困難
 7.4 「新しい代表象説」の可能性

第8章 構成的センスデータ論
 8.1 解決されるべき二つの問題
 8.2 日常的事物の構成
 8.3 物理的対象の論理的構成
 8.4 二つの構成の関係
 8.5 知覚の因果説との対決
 8.6 構成的センスデータ論とコミュニケーションの理論

結語
参考文献
あとがき
事項索引
人名索引

『ビールを〈読む〉ドイツの文化史と都市史のはざまで』

[ビール] ブログ村キーワード

森貴史と藤代幸一という二人の研究者による共著。しかしこの二人、38歳も違うんですな。いったいどういう縁で本書を書くことになったのかとても気になります。

ビールを中心に文化史と都市史に関わるエッセイ集といった印象。ビール一つでこれだけ面白いものになるんだから、一時期文化史等がめちゃくちゃ流行ったのもわかる。



 まえがき(森 貴史)

1 帝国自由都市のビール──ニュルンベルク

2 ヴェストファーレンのピルス──ヘアフォート

3 オイレンシュピーゲルの町──アインベック

4 巨大記念碑と火酒の町──デトモルト

5 水郷と大聖堂と燻製ビールと──バンベルク

6 ブラウンシュヴァイガー・ムメの伝説──ブラウンシュヴァイク

7 ゴーゼと鉱山の町──ゴスラー

8 ドナウの畔にて──レーゲンスブルク

9 消えたビールの町──ふたつのナウムブルク

10 ゲーテの愛したビール──バート・ケストリッツ

11 大聖堂とケルシュの町──ケルン

12 世界最古の醸造所を訪ねて──フライジング

13 ベルリーナー・ヴァイセの町──ベルリン

14 竜退治の祝祭劇──フルト・イム・ヴァルト

15 ビール純粋条例──ミュンヘン

  Appendix
  参考文献
  あとがき(藤代幸一

『自律の創成 近代道徳哲学史 』シュナイウィンド

[自律] ブログ村キーワード

「近代道徳哲学史」ってタイトルがピッタリのシュナイウィンドの大著。
こんなすごい本が出てくるのかと思ってびっくりした記憶がある。
1000ページを超えるあまりの暑さに驚かされたよ。
叢書ウニベルシタスは本気だなと思って、ちょっと感動した。

てか、本書って箱入りなんだよね。
分厚すぎて、たぶん箱入りじゃないとうまく持ち運べないレベルw

個人的にこういう本は長く売れて欲しいんだけど。せめて研究者はこれくらい押さえておいてほしい。

以下、目次。

日本語版への序文
 序文
 謝辞

 序論
第1章 近代道徳哲学史のさまざまな主題
1 道徳哲学と社会変化
2 道徳と自己統治
3 道徳と宗教
4 道徳、認識論、道徳心理学
5 本書の見取図

 第一部 近代自然法の興亡
第2章 自然法──主知主義から主意主義へ
1 自然法理論の諸起源
2 聖トマスの自然法道徳
3 主意主義における意志と善
4 ルターの二王国
5 ルターの主意主義
6 カルヴァンの人文主義的主意主義

第3章 宗教を無視する──共和主義と懐疑論
1 ヴィルトゥと巧妙な君主
2 自己統治する共和国
3 ピュロン主義の再発見
4 モンテーニュ──懐疑論と信仰
5 モンテーニュの基準
6 モンテーニュ風の倫理?
7 シャロン──折衷的懐疑論
8 戦争と道徳

第4章 自然法の再表明──スアレスとグロティウス
1 スアレス──法における意志と知性
2 スアレス──法とその公布
3 スアレス──服従の動機
4 グロティウスと宗教信仰
5 グロティウスの問題設定
6 「たとえわれわれが認めるべきだとしても……」
7 徳の不十分性
8 権利と共同体

第5章 グロティウス主義の極限──ホッブズ
1 欲求と紛争
2 心理学から道徳へ
3 実践における道徳
4 ホッブズの主意主義

第6章 愛の道徳──カンバーランド
1 法としての愛
2 愛の法の位置づけ
3 自己愛から仁愛へ
4 神、法、義務
5 道徳における合理性
6 無知と服従

第7章 重要な総合──プーフェンドルフ
1 道徳的実体
2 道徳上の善と自然の善
3 自然法についての知識
4 完全な義務と不完全な義務
5 法と責務
6 プーフェンドルフの主意主義の意義

第8章 近代自然法の崩壊──ロックとトマジウス
1 ロックとグロティウス的問題設定
2 道徳学の要素
3 科学としての道徳
4 ロックの主意主義
5 道徳における啓示と理性
6 自然法に関するロックの初期の著作
7 正義と愛
8 主意主義と経験主義的道徳
9 トマジウス──主意主義の拒否
10 義務と助言
11 法と道徳の分離

 第二部 完全論と合理性
第9章 近代完全論の諸起源
1 キリスト教化されたストア哲学──デュ・ヴェールとリプシウス
2 チャーベリーのハーバート──宇宙と共通観念
3 ハーバート──共通観念、道徳、宗教
4 デカルトの主意主義
5 デカルト──無知と徳
6 デカルト──幸福、情念、愛

第10章 神への道──Ⅰ ケンブリッジ・プラトニスト
1 ウィチカット──宗教の核としての道徳
2 ジョン・スミス──完全性、愛と法
3 モア──愛の公理
4 カドワース──倫理の形而上学
5 ケンブリッジ・プラトニズムと自由意志

第11章 神への道──Ⅱ スピノザとマールブランシュ
1 スピノザ──目的なき世界における倫理
2 英知と善き人生
3 スピノザの社会
4 マールブランシュ──悪と神の一般意志
5 秩序、徳、幸福
6 功徳を得ること
7 マールブランシュの道徳

第12章 ライプニッツ──反革命的な完全論
1 最善の可能世界
2 自由と理性による決定
3 愛、正義、完全性
4 プーフェンドルフへの異議──法と意志
5 プーフェンドルフへの異議──正当化と動機

 第三部 自立した世界に向かって
第13章 救済なき道徳
1 ガッサンディによるエピクロス主義の復権
2 自由意志と神の理解不能性
3 道徳と隠れた神
4 ニコル──利己心の巧妙
5 ベール──宗教と有徳な無神論者

第14章 徳の復興
1 徳と法
2 ユートピアにおける徳
3 ハリントンの空虚な市民
4 シャーフツベリの政治学
5 情念の多様性
6 道徳感情、主意主義、懐疑論
7 徳、幸福、完全な市民

第15章 道徳の厳格さ──クラークとマンデヴィル
1 自由意志と行為の理由
2 数学的道徳
3 道徳と理性的行為者
4 最善の可能世界における道徳
5 キリスト教の必要性と道徳
6 マンデヴィル──自然化された道徳
7 本性〔自然〕に反する道徳

第16章 愛の限界──ハチスンとバトラー
1 カーマイケル──スコットランドのプーフェンドルフ
2 ハチスンによる仁愛の道徳
3 道徳と感情
4 理性、動機、打算
5 バトラー──人間本性の複雑さ
6 良 心
7 自己愛、仁愛、道徳
8 神と道徳

第17章 ヒューム──自然化された徳
1 感情の学としての道徳哲学
2 欲求、信念、行為
3 是認の法則
4 人為的な徳と自然な徳
5 義 務
6 ヒュームと古典的共和国
7 道徳と宗教

第18章 父なき世界に抗して
1 感情論、懐疑論、新合理論
2 プライスの直観論
3 直観と動機
4 道徳と摂理の配慮
5 アダム・スミス──感情論の再表明
6 力を失った道徳哲学
7 リード──能動的力能
8 明白なものを擁護する──直観的公準
9 自由と道徳
10 リードの遺産

第19章 自己愛の気高い効果
1 観念連合と功利
2 神と最大幸福
3 利己主義と改革──エルヴェシウスとドルバック
4 ベンサム──自主した世界における道徳の作成
5 サド──腐敗した社会における自己愛

 第四部 自律と神の秩序
第20章 完全性と意志──ヴォルフとクルジウス
1 ヴォルフ──体系の必要性
2 ヴォルフの心理学
3 ヴォルフの倫理学
4 敬虔主義に関する注解
5 クルジウス──自由意志の重要性
6 自由と徳
7 道徳と神の意志

第21章 宗教、道徳、改革
1 ヴォルテールと主意主義
2 ラ・メトリ──無神論を解き放つ
3 ディドロ──理論なき道徳
4 ルソー──道徳の起源
5 人間本性の変化
6 古典的共和国に向かって
7 仲裁なき摂理

第22章 自律の創成
1 道徳法に向かって
2 ルソーの影響について
3 神義論と道徳
4 神義論と自由
5 理性と感情
6 道徳と二つの世界

第23章 道徳哲学史におけるカント
1 神との平等
2 自己統治から自律へ
3 意志と欲求
4 自然法、義務、道徳的必然
5 倫理学の諸方法
6 徳、愛、完全性

 エピローグ
第24章 ピュタゴラス、ソクラテス、カント──道徳哲学史を理解する
1 ソクラテス説
2 ピュタゴラス説
3 啓示と理性
4 カントとピュタゴラス説
5 道徳哲学の目的は単一か
6 道徳哲学における連続と変化
7 道徳哲学の進歩

 原注
 訳者解説 カントへの道の多様性──シュナイウィンドの方法について
 監訳者のあとがき
 参考文献
 事項索引
 書名索引
 人名索引

『経済ジェノサイド フリードマンと世界経済の半世紀』中山智香子

[経済] ブログ村キーワード

中山智香子『経済ジェノサイド フリードマンと世界経済の半世紀』は、平凡社新書の1月の新刊。以前にも紹介した『入門 日本近現代文芸史』も1月の新刊だったわけで、先月は個人的にかなり当たりだった。

やるな平凡社! その調子で品切れになってる平凡社ライブラリーの社会史やアナール学派歴史学の名著を増刷してくれ!

それにしても、スティグリッツとかフリードマン、ガルブレイズ、ケインズetc.経済学に詳しくなくても名前くらいは知っている人々が勢揃いですね。

そういう意味では、経済学の初心者でも案外とっつきやすいかな?



序章 経済学のオフリミッツ
スティグリッツの『ショック・ドクトリン』批判
経済の領域は独立か
冷戦的対立図式をずらす
二つの「人間」概念
「戦後」の原風景
第一章 何のための市場形成か──チリのクーデターと経済政策
1 シカゴ・ボーイズとしてのフランク
シカゴ大学とフランク
ラテンアメリカのフランク
2 チリの経済ジェノサイド
フランクの公開書簡
チリの「軍産学メディア複合体」
ショック・ドクトリン
3 「主義(イズム)」としてのフリードマン主義
フランク、ラジオに出演する
フリードマン主義=新自由主義の国家がめざすもの
自由主義世界のスタンダード
4 ノーベル経済学賞と「実験室」
フリードマンへの賛否両論
その後のフランク
「実験室」としてのチリ
チリがグローバル世界の模範に?
第二章 社会的責任か、成長か──市場原理の例外としての企業
1 あらためまして、フリードマン主義
新自由主義の「敵」
政府批判の論点リスト
フリードマン地球くん
2 転換点・一九六八年?
徴兵制廃止
企業の社会的責任
実業家の事情
3 「変人」ガルブレイス
ケインズ主義者? ガルブレイス
ロビンソン女史のイーリー講演
ガルブレイスと『新しい産業国家』
利潤極大化仮説をひきずり落とす
「成長」という目標
公共支出としての国防
経済学批判へ
4 論争の舞台はグローバル・メディアへ
ガルブレイス批判の行方
ポピュリズムの萌芽
カルチュラル・スタディーズの視点
間奏  経済学の分岐点で
反全体主義の思考停止
「私は反対した」ならよいのか
ヴェトナム戦争とアントロポス
権威で組み敷くフマニタス?
ノーベル経済学者の「貢献」とは何か
第三章 誰もそれを止められない──市場原理の例外としての貨幣
1 変動相場制──おカネでおカネを買うという仕組み
変動相場制とフリードマン
市場の事情
ブレトンウッズ体制の歯止め──おカネとモノ
2 貨幣主権のタガが外れる
ユーロダラー・コンフィデンシャル(極秘)
戦後の「大英帝国」
フリードマンの誤算
広がる「軒下」市場
タックス・ヘイヴンとアメリカの敗北
税はコストなのか
3 国家は何をやっているのか──溶けてしまったアイスランド
後の祭り
祭りの後
問題はアイスランドにとどまらない
おカネの奴隷の経済理論?
第四章 給料だけでは不十分?──所有者社会の夢と年金
1 社会保障も自己責任のフリードマン主義
フリードマンの一律税率の構想
社会保障と自己責任
イギリスへのショック・ドクトリン
株主になる!(という社会主義?)
チリの年金基金改革
2 ドラッカーの年金論とニューヨークの財政危機
ドラッカーの『見えざる革命』
企業の社会的責任としての年金基金
年金基金社会主義
裏目に出た野心
ドラッカーの主張の時代背景──ニューヨーク市の破産
レント資本主義
レントを生む元手を探せ
I ? NY(アイ・ラヴ・ニューヨーク)
3 新自由主義の行方
根拠なき熱狂
チリの年金改革のグローバル化
反論するスティグリッツ
新自由主義の終焉
終章 危機の時代にたたずむ
1 持続的自由とは、自由を耐え忍ぶこと?
「市場形成」の事例と理論の現実
フリードマンを叩いていればいいわけではない
企業は誰のものか
自由は耐え忍ぶもの
2 アントロポスと不服従
ショック・ドクトリンを超えて
アントロポスの思想的源泉
経済人類学
グローバル世界をとらえ直す

あとがき
参考文献

『ソフィストとは誰か? 』納富信留

[ギリシア] ブログ村キーワード

ギリシア時代の哲学者といえばソクラテスですが、それ以前の「哲学者」の名前の元になったソフィストについての本。
人文書院の本の中で、私がいちばん重版してほしいものがこれです。明らかに需要と供給が釣り合っていないので、古本屋でも入手できないし、むかつくことにマケプレではアホみたいな価格になっている。

誰が定価の3倍以上の価格で買ってやるものか!

しかし、人文書院も納富信留のこの本を重版しないなんて、商機をドブに捨てているようなものだ。実にもったいないのだが、彼らは気づいていないんだろうな。はっきり言って、新刊を出すよりも売れることは間違いないだろうに。

以下目次。


序章 ソフィストへの挑戦:1 忘れられたソフィスト  2 ソフィストの世紀  3 ソフィストの敵  4 ソフィストの復活  5 ソフィストの現在  6 ソフィストとの対決

第一部 哲学問題としてのソフィスト
第一章 「ソフィスト」ソクラテス: 1 ソクラテスとソフィストたち  2 ソクラテスの刑死  3 ソクラテス裁判の核心――教育問題 政治問題 道徳問題 言論問題 知の問題 宗教問題  4 「哲学者」ソクラテスの誕生   5 ソクラテスの逆説/第二章 誰がソフィストか: 1 ソフィストという名称  2 レッテルと実体  3 ソフィストたち/第三章 ソフィストと哲学者: 1 ソフィストの定義  2 哲学者と非哲学者――諸国歴訪 金銭取得 徳の教育 言論の術 全知 懐疑主義・相対主義  3  生の選択として

第二部 ソフィストからの挑戦
第四章 ソフィスト術の父ゴルギアス: 1 ゴルギアスの生涯  2 哲学潮流の交錯地シチリア/第五章 力としての言論: 1 演示としての言論  2 『ヘレネ頌』(訳)  3 ヘレネの頌歌?  4神の必然と暴力  5 言論(ロゴス)による説得  6愛(エロス)の誘惑  7 言論に説得される私たち  8 弁論術の「真理」/第六章 弁論の技法: 1 『パラメデスの弁明』(訳)  2 パラメデスの論理  3 「重層論法」の展開とレトリック/第七章 哲学のパロディ――ゴルギアス『ないについて』: 1 『ないについて、あるいは、自然について』(セクストス版訳)  2 三段階の重層論法  3 「何もない」の枚挙論法  4 エレア派のパロディ――パルメニデスへの反応 エレア派の議論と転用 「パロディ」としての議論  5 「笑い」論法  6 「真理」への挑戦/第八章 言葉の両義性――アルキダマス『ソフィストについて』: 1 忘れられたソフィスト・アルキダマス  2 『書かれた言論を書く人々について、あるいは、ソフイストについて』(訳)  3 『ソフィストについて』の位置づけと意義  4 「語り言葉、書き言葉』と弁論術  5プラトンの「書かれた言葉」批判  6 アルキダマスの弁論術理論

結び ソフィストとは誰か

PR